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スポーツ医科学
サッカー競技に多いスポーツ外傷・障害

ここでは、サッカー競技で多くみられるスポーツ外傷・障害について紹介していこうと思います。

まず初回は、サッカーに限らず、ケガが起きたときの応急処置と成長期のサッカー少年少女によく見られるオスグッド・シュラッター病について説明します。
最近では、一般のスポーツ愛好家にも知識が広まってきているので、皆さんご存じかもしれませんが、まずは基本から。

1) 応急処置
応急処置は、現場でケガが起こってから病院にかかるまでの間、損傷の程度を最小限にとどめておくために行います。

頭部の強い打撲、脳震盪、意識消失、関節の脱臼、骨折を疑う著しい変形などの場合はすぐにその場でドクターや救急車を呼びましょう。

RICE(ライス)
R:rest;安静
I:ice;冷却
C:compression;圧迫
E:elevation;挙上
の4つの頭文字を並べてRICE(ライス)処置と呼びますが、これらが応急処置の基本です。

R:rest;安静:まずは運動を中止して安静。テーピング、シーネ(副子)、三角巾などによる固定を行いましょう。

I:ice;冷却:ビニール袋に氷を入れて15分程度冷却します。袋はサランラップなどで巻いて患部に固定します。しばらくしてまた痛みが強くなってきたら、冷却を繰り返しましょう。

C:compression;圧迫:テーピングや弾性包帯などで圧迫をします。手・足関節に近いところでは、指がしびれない程度に巻くように注意しましょう。

E:elevation;挙上:手は下げず、なるべく高く上げるように、足は仰向けに寝て高くした枕などに乗せるか、イスに座っているときでも、足をなるべく下げないようにしましょう。

これらの応急処置を行ったうえで、なるべく早いうちに、整形外科専門医を受診することをお勧めします。

2) オスグッド・シュラッター病
 サッカーは走る、ジャンプする、ボールを蹴るという動きが主体のため、膝に負担のかかるスポーツです。
なかでも、成長期の小学生・中学生によくみられる膝の痛みに「オスグッド・シュラッター病」があります。特に10〜14歳に多く発症します。
 痛みの部位は、正確には膝関節ではなく、膝のお皿(膝蓋骨)の下にあるスネの骨(脛骨)の少し盛り上がった部分(脛骨結節)です。同部はもともと少し盛り上がっていますが、徐々に大きくなり突出し、赤く腫れて熱を持ち、触るだけでも痛くなります。サッカー活動以外にも、階段の昇り降りや正座などでも痛みを生じます。
 障害が起こる原因は、骨が充分に出来上がっていない時期に運動をやり過ぎること(オーバーユース)です。成長期ではまだ軟骨の部分が多くて骨が弱いのですが、その弱い脛骨結節部に、膝を伸ばす動作により大腿の前面にある大腿四頭筋が収縮して(縮んで)、膝蓋靭帯を介して脛骨結節が強い力で繰り返し引っ張られることで骨や軟骨の一部が剥がれ阻血が生じます。
 治療は、局所の安静のため痛みが出るようなスポーツは一部または全て休ませ、消炎鎮痛の外用薬の塗布や大腿四頭筋のストレッチングを行います。レーザー治療などを行うこともあります。ほとんどが、スポーツの休止とともに膝蓋靱帯部分を圧迫して脛骨結節部にかかる牽引力を軽減させる専用サポーターの装着などにより治癒します。
 普段のセルフケアとして、運動の後のアイシングは欠かさずに行う必要があります。
 脛骨結節が大きく突出し、赤く腫れて熱を持ち、触るだけで痛くなったら、なるべく早いうちに、整形外科専門医を受診することをお勧めします。



▲羊ヶ丘病院 副院長
整形外科
福島 直(ふくしま すなお)
1965年7月17日生まれ
【経歴】
1990年3月 札幌医科大学 医学部 卒業
2001年1月 大阪厚生年金病院スポーツ医学科 医長
2002年4月 札幌時計台病院整形外科 部長
2003年5月 羊ヶ丘病院 副院長 現在に至る

日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
コンサドーレ札幌チーフチームドクター

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