6月17日(土)のU-12リーグ北陽小学校開催全日程終了後、ホームチームでありますニューノース・和光さんとTRMを行いました。
せっかくの実戦の機会です。これまで浮き彫りになっていた課題を絞り、15分×3本を行いました。
結果はさておき、まずはポジティブな現象・・・
・はるひのFWとしての動き出し、スペースへ入り込むところからシュートまでの一連の動きが最後に形となり、得点も決めることができたこと。FWの動き方をこの日のリーグ戦からTRMを通じて良くなり、最後は形及び結果として表れました。もちろん、前線からの守備についてもかなり理解が深まっています。
・たくまもテクニック的には正直なところまだまだトレーニングが必要ですが、FWに入ると最前線からの守備を献身的にやってくれてます。特にリードして守りきりたいような展開の時、彼のように必死で前線でガツガツやってくれるような選手はベンチとしては頼もしいですね。後ろの選手も助かると思います。
・ひろあき、しゅんのGKとしての基本技術、特にキャッチングについては飛躍的に向上しています。簡単にボールを落とすことも無くなりました。GKスクールでの基本テクニック習得が目に見える形で活きています。
一方で当然課題も・・・
・本人にも何度も言っていますが、こうきのビルドアップ(組み立て)能力は本当に改善しなければなりません。こうきはCBです。フィールドプレーヤーの中では一番ゲームを俯瞰、コントロールできなければいけません。なぜなら、フィールドの最後尾なのですから。
・こうきに限らずですが、宮の丘全体の問題としてマイボールの状態(特に後方エリアからの)に限ってうまく運べていないのです。むしろ、宮の丘のスタイルである相手ボールを高い位置で奪って一気に攻めるという方が相手にとっては本当に脅威で、誤解を恐れずに言うと相手が低い位置(宮の丘にとっては高い位置)でボールを持ってくれていた方が宮の丘にとっては楽なのです。
・しかしながら、自陣後方(あるいはGK)からビルドアップする時もある訳です。対戦相手によっては高い位置でボールを奪えない時であってあるかもしれません。マイボールはその名の通り自分たちがボールを持っている訳ですから、その状況は優位に使いたいですよね。
・GK2名の基本テクニックは確かに向上しています。しかし、今トレーニングしているのは基礎中の基礎です。レベルが上がれば、当然求めていくものも上がります。特にゲームを読む力、特にこれから記述するような点は伸ばしていってほしいです。
・ひろあきとしゅんもGKとしてのビルドアップ能力とコーチングの質をもっと上げてほしい。このTRMでもリーグ戦でも「具体的な指示」に欠けているのです。しゅんも声には自信を持っていると以前自分に言ってくれましたが、声は出しているけれど、このTRMでも「いっせい、マーク!」という声に自分は「いっせいマックって、いっせいは何番マークするの?」と突っ込み、「こうき上がって!」には「どこまで?じゃあ、この空いたスペースは考えてる?」などなど突っ込みどころ満載でした。
・同じ小学生でもナショトレクラスのGK・CBは「○○番を観ながら(マーク)、その左のスペースもケア(背後や中央)しておいて」と具体的に「ボール状況」を観ながら指示します。マークとスペース等を同時にケアするポジションは「中間ポジション」と言います。そして、その「中間ポジション」が本当に適切に取れるまで、「あと左に○歩(cm)!」などと刻々と変わる「ボール状況」を的確に察知して具体的に指示、対応していきます。これは技術ですか?まず「観る」ことができればいいのではないですか?「観るよう」にすればいいのではないですか?永田コーチはこうきやひろあき、しゅんにはできると思っています。永田コーチが常々言っている「観る」「ボール状況は?」というキーファクターをもう一度思い出してみてください。
[永田] |