札幌中央フットボールクラブ
 
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俺の気持ち…大好きな「GAIANT KILLING」が教えてくれたこと…。
2013-07-19
学生時代
ゲームもしました。まんがも読みました。
新しいゲームソフトに走ったこともあったし、毎週のように週刊まんがを
1日でも早く買いたくて早く売ってくれる店を探したり・・・。

いつしかゲームは小学校のうちに飽きてしまい、まんがはやがてファッション
雑誌になっていき、だんだんと生活の中から離れていきました。

サラリーマン時代、「課長 島耕作」に共感をもち、次第に課長から部長など
昇進していくその姿にひかれて読むようになったものの、週刊で買うほどでは
なく、単行本を見つけては買い、それをまたリサイクルで売るように、本棚に
揃えてまで読むほどでもなかったのですが、その週刊で掲載されている
講談社の「モーニング」という週刊マンガにある一つのサッカーまんがが掲載されています。
「GAIANT KILLING」ジャイアント キリング
弱い奴が強い奴をやっつける、それはとても面白いことだと
かつてのサッカーまんがのほぼすべての主人公は「選手」であるのに対し、
このジャイアントキリングは、主人公が「監督」なのです。采配、移籍、選手との触れ合いなど、うんうん・・・と共感することも多いまんがです。
書かれている内容がリアリティあふれていることから、実際の現役Jリーガーからも多く共感を寄せられる本として有名です。

そんなまんがのある週の中に、どうしてもここに書かずにはいられない内容がありました。

低迷する「イースト・トウキョウ・ユナイテッド(ETU)]というチームに対し、かつてそのチームの星とまでいわれ、
そして監督として就任した主人公の達海 猛(たつみたけし)監督は、現役選手対指導者チームでミニゲームを行ないます。やるからには勝つと、
現役J選手相手に勝てたら現役復帰をほのめかして、本気でミニゲームを行ないます。

結果は6−1で惨敗。しかしその練習風景を見たチームスタッフ、関係者、メディアの誰もがあの現役時代の姿を重ね、
全然フツーに今でも通用するほどの動きでやれている姿に驚きを隠さず、ただそのプレーに目を追うばかり…。
しかし、かつて酷使したその古傷に現役選手との1対1でチェックが入った瞬間、
今までの華麗な動きがうそのように動かなくなり、どうしようもないまま終わってしまいます…。

その中のセリフを一部抜粋します。

「ブランクがある上に、足にバクダンかかえたおっさんにして…
なかなかのぷれーだったんじゃねえの?」

「監督の俺からして、こんな使えない選手はいらねーや」

「こりゃだめだ おっさんどころか、老いぼれのプレーだよ」

「悪かったなみんな…わざわざ時間割いて付き合ってもらったのに
酷いプレーしか出来なくてさ…

痛みが治まってりゃそこそこやれるかと思ってたんだけど、完全に慢心だったね。
全然イメージ通りいかなかった。
やれたように見えてたのもほとんどたまたまだ。偶然上手くいっただけ。そういうのは自分が一番よくわかるでしょ。」

「そんでもって足が10分ももたなくて、最後は酔っぱらいみたいにフラフラしてんだから…酷過ぎて笑えて来るよ。
ETUではチヤホヤされて、日本代表に選んでもらって、散々好き勝手にボール蹴って、海外からも声掛けてもらったりしたけど
成れの果てがこのザマだ。これがETUの星とか呼ばれた選手の最期だよ。」

「今、ボール蹴ってみて、改めて思った。
やっぱ楽しいよ、プレーすんのは。これに勝る喜びを、俺は未だに知らない。
サポーターやファン…クラブスタッフ、メディアの人間、スポンサーや協会のお偉いさん。
コーチやトレーナーに…監督。
それ以外にも沢山このスポーツには様々な業種の人が関わって、世界中で愛されてる……

けど、間違いなく言えんのは、このフットボールって文化の主役はお前達選手なんだ。」

「俺だってもっと選手でいたかったよ。ゲームももっと出たかったし、ゴールももっと決めたかった。ワールドカップにだって出てみたかった」

「キッズだって憧れってだけじゃない。そこまで辿り着けなかった者…志半ばで散ってった者…代わりに夢を託している者…
お前らはみんなの憧れの…プロフットボーラーなんだぜ?」

漫画の世界の話かもしれませんが…
私自身、他に誇れるタイトルや経歴などないと思っています。
あったにせよ、それは周囲に恵まれたからであり、一個人の牽引ではありません。
私たちのチームも、プロではありませんし、地区を代表するような技量など程遠く、予選に名を連ねるだけの弱小チームです。

私たちのチームの保護者の一部は、現在でもシニアリーグで活躍されている選手が数名いらっしゃいます。仕事と両立し、
週末の転戦にも参加し、タイトルを取られています。私の仲間たちも、大きな舞台で活躍していると聞きます。

このまんがの内容のように、私が札幌中央というチームに選手として登録し、復帰することは、当然できません。
大人と子どもという差もありますが、本心では、やはりそれだけ満足にプレーができないような身体になってしまったことが最大の理由です。

昨年も親子大会を実施しています。練習試合などで面白おかしく低学年のチームに入ってゲームに参加したりすることはあります。
熱のこもった練習で厳しく叱責しながら、こうだ!こうだ!と実技を見せているときがあります。

もちろん私をよく知る人々は、体重の増加を言われる方もおりますが、ダイエットに成功しても、
もうこの5回も切り開いた膝を中心とするこの両脚が戻ることはなく、苦しいということを出来る限り見せないようにしてきたつもりですが、満身創痍であるのは、事実です。
最近ランニングシューズを履く機会が増えたのも、そういうことだと思っています。現在トップのエースの子と1対1をしても、本気で勝負ができない。
そのぎりぎりのラインでやることが苦しいときもあります。本気で教えたいのに踏ん張れない。俺の足なんてどうでもいいって思う時もあるし、そういうときの夜は、病んで寝れない時もありました。

けど、実技を見せられなくなったらそこで終わってしまうと思っているからこそ、たとえその足が苦しくても、実技を続けていくと思います。

監督という仕事は、
足のコンディションもボールテクニックも関係無い。使うのは頭だけです。
相手より劣ると思われるチームも監督の手腕によっては勝利を導ける。
札幌中央というチームに、セレクションなど設けず、初心者でも男女の垣根も
なく、背が小さくてもやる気と、元気と、がんばりさえあれば絶対試合にでられるという部分も、
すべての責任は自分が負うものだと思っているからです。

けど、やはりこの達海監督の言葉のように、私も未だに、プレーする喜び以上の楽しさを、サッカーでは知りません。

よく、子どもたちに話すことがあります。
ゲームを買ってもらっても、クリアしたらまたやるの?
ゲームでクリアしても、ずーーっと楽しいの?

サッカーは、ひとつ勝つだけでしばらく楽しくなれます。
もっと勝ったらそれは長く続き、大きな大会で勝ったら、
もしかしたら全国大会ならば、一生気持ち良い気分になれます。

たとえば、大好きな女性と一緒にいたとします。
お話ができて、ときめくことがあるかもしれません。
世間話であっても、一緒にいられたら、ずっとうれしい気持ちになれると思います。
また、言いあいしても、やりなおせば、またがんばれるかもしれません。
いくら強情な性格でも、素直に「ごめんなさい」と言えるかもしれません。
サッカーもそれに似ていて、ずっと頑張りたいと思えれば
何度でもやり直しがききます。そして向き合うことができます。
リフティングに例えれば、数回で落としてしまううちは「片想い」。
でもずーーっと落とさずに続けられれば「両想い」だと…。
やけになってボールを蹴っても、取りに行かなきゃ帰ってこない。
それは、ごめんねって言うのと似ていると思います。

私が代わりに札幌中央の公式戦のシャツに袖を通して試合に出ることなどあり得ませんが、できることなら1試合だけでも対等に出場して、試合の中で子どもたちに気づかせたいことが山ほどある。静かな指導者はかっこよくみえるかもしれません。怒鳴る指導者はみっともなく見えるかも知れません。話の長い指導者といいだけ馬鹿にされますが、実際は「言い足りないことが山ほどあって時間が全然足りない!それを子どもは集中力がないから無理だという意見を、好きなものならゲームのように何時間でも没頭できるようにしたい!」というのが本心です。
そんな喜びを、楽しさを知ってほしくて、一生懸命やらないことを、遊んでしまうことを厳しくいい、そして一喜一憂に感情をあらわに喜び、涙して、一緒に時間を過ごさせてもらっています。子どもたちに私の出来なくなった「楽しさ」を、分けてもらっているんだと思っています。

育成方法、手腕など、他の指導者に比べればまったくお粗末な指導者ですが、
「プレーに勝る楽しさはない」ということを、もっともっと伝えていきたいし、
こんな老いぼれの姿になる前に、もっともっと楽しさを、経験を積ませてやりたい…。

札幌中央って用具が揃っているがものすごく高いと噂されたことがあります。
自由に買っていいよという予算と、揃ったものを買ってくださいというのと、実際には大差がありません。かえって無駄に買って高くなるのが前者です。
高校で制服の学校と私服の学校の金額の差と同じことです。

サッカーも同じです。
楽しいね!を無法地帯にしては本当の楽しさに触れられません。
プレーする喜びは、遊びのサッカーではありません。

本物のサッカーに出会えたら、こんな楽しさが待っている…。

プレーができる喜び…うちの選手たち、うちに関わった選手たちは
そんな気持ちを本当に感じているのだろうか…。
2回も続けて試合前の準備の入り方を失敗し惨敗、アップで過度な動きで体力消耗。
大人が手をかけなければ出来ないことなのだろうか?
一方で、少ないチャンスもモノにしようとする4年。3年がこれに続く。
まだまだ荒削りな部分もありながらも、やる気をところどころ見せている。
6年、5年は大丈夫?4年生、そのままをこれからもどう続けていくのかな?
3年生、まだまだゲームに負けてない?2年や1年は一生懸命だよ!…

少年団という良い部分も、クラブの良い部分もとりながら運営していますが、
核心の部分では、もっともっとサッカーを通して、純粋に何かに頑張る力、向き合う力をもっと身につけてほしいと思っています。その中で得る喜びを
そんな喜びをもっと伝えていきたいと思います。…この足が動かなくなるまで…。

3連休…日帰り「プチ合宿」のような3連戦2部練習と熱中症対策…
2013-07-16
7月13日〜15日の3連休。
海の日という祝日があるように、海開きなども併せて行われるこの日。
まさに海にいたほうがよかったと思えるほど日差しの強い3日間…。
我がチームの楽しい楽しい熱中症対策の1シーンです(笑)
差し入れしていただいたサントリーのGREEN・DA・KA・RA(本当にいいですよ、これ!メーカーさんぜひ夏合宿までにチームへご協賛してくれませんかー(笑))を別のドリンクケースに移し、普通の水だけを掛け合い、パンツまでしっかり濡れてもまだ懲りないうちの選手たち。
空きペットボトルからDA・KA・RAがでてくると思って口をあけてる選手たち…
(もちろんそんなもったいないことはしません。洗うのも大変なので、すべて水道水だけです!)笑顔あふれる最終日の1シーンです。

しかし、この3日間は本当に内容的にはいろいろなことがあった3日間でした。

この3連休、札幌中央はトップを中心に怒涛の3連戦が待っていました。
まさに「日帰り合宿」というべき、朝7時30分から午後4時までの3日間で、試合はすべて1日3試合…(結果的にそうなってしまったのですが…)
U12サッカーリーグの第2節では、相変わらずの第1試合にコンディションを合わせられずに決定的な場面を決め切れず、5年生主力のチームに対し1−1のドロー。
そして迎えた2戦目。チームとして一番だめな部分がたった15分に濃縮されて出てきたような散々たる内容で、思い切ってメンバーをすべて入れ替え、出場したのは前回U10フェスティバルで代表決定した4年生の主力。
6年生が出ても2失点。4年生が出ても2失点という内容にトップの6年生が再度チーム内で確認し、最終戦の3戦目は1−1で引き分けた1戦目の対戦相手の主力6年生トップチーム相手には見ている方も納得できる見事な集中力で3−0の快勝を収めることができました。

これで初日を乗り切れたと思いきや、2日目のアンフィニリーグでは空知の強豪、くりやまFCに内容もよく1−0で快勝したにもかかわらず、2戦目、3戦目のDOHTO,Jrとの2連戦は細かな部分で差を作り広げてしまい自滅…。3日目も全日少札幌代表のNORTEとの2戦は内容こそ充実していたものの、3戦目の太平戦は3日間3連戦の最終戦でついに体力負けで大敗を喫してしまう結果となりました。その反省を午後の練習にもっていき修正しようとしたが、暑さで昼食を上手に摂取できていない選手が多いことに気づかされます。ついには2日目は主将が、3日目はプライマリーの副将がそれぞれチーム内でサッカーに対する考え方などで口論となる場面も…。

選手時代、紅白戦で相手選手と削りあいとなって紅白戦にもかかわらず乱闘となってしまった経験があります。
暑さゆえにバテてくるし、うまくいかなきゃイライラもする。ましてや、胃が受け付けない。こうなってくるとだんだんフラストレーションはMAXです。
2日目の主将の気持ちも、3日目のプライマリーの副将の苛立ちの伏線も理解はできますが、だからといってとっていい行動と、そうでない行動があります。あきらかに2人の行動は、後者の行動だったと思います。主将には懇々と説明し、副将にはやや手荒く対応しましたが、どちらも突発的に考えた上での対応でした。

行動…
それは、各選手のポジションにも反映していることで、基本的にうちの選手たちにいま欠如していることは「責任」という2文字と「一生懸命」という4文字の2つが、あまりにも感じられない場面が多いのです。

ナショナルトレセンを目前としているエース、高いポテンシャルを持ちながらようやく陽のあたる第一歩を歩みだした区トレセン選出の主将の2大選手が目立ちますが、成長著しいGKを含めた守備の4選手など特筆できる選手がいる中で、中盤の2選手のもどかしさ、無気力さ・・・。彼らは彼らなりに気持ちをもっていながら上手にそれを表現できない。そんな中で考えさせた言葉が2つの言葉でした。

ひいき目なしに、集中力の持続さえできれば、現時点での主力は全市、全道大会で上位を狙える選手だと思っています。どこのチームの指導者の方も自分のチームをそうおっしゃられるとは思いますが、それを大きく揺るがすのが「メンタル」です。実際、3日目のアンフィニリーグでは違う意味で「存在」のプレッシャーを感じ、その事がもろに崩れて今季最多失点の12失点(最多得点は18得点)となり、その落胆の差は想像以上でした。

でも、そんな姿に厳しく苦しいことを言いたくないけど、言わざるを得ない監督としての心情もありながら、午後の練習でこの笑顔まで戻りました。
この後に副将の一件もあったものの、厳しく手荒く突き放したものの、最後は彼に伝えました。
「このチームの中心になってくる選手だと期待するからこそ、こんなつまらないことで言わなきゃいけない俺がくやしいんだ…」と。

今いる6年生にも思います。私から学べる時間はもう半年ありません。
何も学ぶものがないかもしれませんが、技術も戦術も、伝えたいことは山ほどあるのです。けど、時間は限られています。

この夏、まだはじまったばかりです。
こんな札幌中央ですが、ぜひよければ、天然芝の恵まれたあふれる環境下で行なうサッカーを、ぜひ体感してみませんか?(なぜかいきなり募集ですが…)

負けたチームへのリベンジは、まだまだできます。
闘志に燃えている札幌中央の若き紅の集団にぜひご期待ください!

道新旗・無念の初戦敗退…決定的な「意識」の差…
2013-07-11
7月6日土曜日に、石狩市スポーツ広場において
道新スポーツ杯・北電カップ全道サッカー大会札幌地区予選が行なわれました。
札幌中央は1回戦ながら小山を勝ち上がってきた東区のイーストガンバとの対戦でした。昨年度より交流させていただき、今季はU12のサッカーリーグでも一緒の仲の良いチームとの対戦で、フレンドリーながらも互いのリスペクトを持った対戦カードとなりました。
試合は前半から札幌中央のペースで再三崩し、先制点を奪うものの、決定的な場面でゴールを割ることができず、1本のカウンターで守備を崩されて失点するパターンとなり、前半のシュート本数だけでも圧倒しながら、追いつかれて同点となり、2−2で折り返すこととなります。

後半、その差は何でもない1本のクリアミスから失点し、またたく間に3失点…。さすがにいつもはピッチ外から大きな声で指揮をする私自身、このような見るも無残な惨敗する姿、次第に勢いづくイーストガンバの選手たちを見ながら声を失っていました。アディショナルタイムに追加点を奪い3点目を決めるも時すでに遅し…。3−5のスコアで初戦敗退となりました。

今季は実力派ぞろいのチームとしてスタートしながら、数多くの選手の入れ替えなどでトップに残ったのはわずか8人。女子選手を含むその半分がトレセンへ選出されながらも、決定的に違ったのは「意識」の差でした。

集合時間に集まっている姿を見ても走って集まろうとしない主力6年生。同じ学校の仲間3人ですが、試合中に声を出すのも小さな声でしか言えないのに、仲良く談笑して遅刻の意識もない…。
第4試合でも集合は第1試合よりも前。しっかり朝ごはんをいっしょに食べるようにと指示しながらも適当に済ませた結果、試合中に暑さの中でふんばれず途中交代で全く機能しない。その選手は負けた後に反省している様子でも、審判中目を離すとボールを扱ってはいけない場所で仲間とボールを使って仲良く遊んでいて、注意している声すら届かない有り様。酷評ですが、敗因の要因のひとつだったと思います。
昨年創部の際は、わずか5人の6年生が一生懸命牽引しても、技量の差で勝つことはできませんでしたが、戦う以前で負けた試合は一度もなかったと思います。今年の6年生は、ずば抜けた2名の選手が厳しくも、時には優しくプレーで示す分、その2人に甘えて何もしない6年生が変わろうとしない。

最近雨に降られて練習中止になることがあります。
いつも雨が朝降っていて…と、グラウンドコンディション次第で練習は行なうにもかかわらず、雨が降れば練習がなく遊べるという短絡的な低学年のような考え方しない今年の6年生…。
イーストガンバの監督と話した中の会話で「うちの子達はサッカーがとにかく好きなんだ・・・」という会話を聞き、思わず考えさせられてしまいました。この後のイーストガンバ対前田北の主審を務めましたが、試合は大敗でしたが、後半すこしづつチャンスをモノにし始めたイーストガンバの粘りは、まさしく「サッカーが好き」だからだったと思います。そしてフェアプレーだった内容でグリーンカードを提示しました。
その点、今大会に召集された4年生のある控えのGK選手は、この日の出場はなかったものの、翌日曜日のアンフィニリーグでは出番があるため、「今日の分明日はしっかり活躍する」と言い、翌日見事なファインセーブなど活躍していました。試合に出た4年生も6年生とのマッチアップにも怯まず攻めています。前の週にリーグ戦で2試合2得点たたき出した4年生は春先のシーズンインに大きな怪我をして、山崎七郎杯に間に合わせたものの5分間のみの出場で、リーグ戦が今季初のフル出場にもかかわらず、トップチームの試合でフィットして結果を出せたのは、普段から言うように、怪我をしても練習を休まずリハビリをして、チームの内容を理解してずれを作らず常に高い意識で参加していた結果だったからだと思います。
それに比べて、朝から起床や送迎など準備して頂きながらも談笑しながら遅刻をし、作って頂いたおにぎりも満足に食べず、ペースを考えないアップトレーニングで過度な体力を使い果たして肝心な試合で発揮できない最上級生に、誰がついていくのでしょうか?そこには意識もなければ保護者に対しての感謝すらない。目を覚ませよいい加減…です。

伝説の「ニセコの30周」…彼らの伝説となっている苦しいトレーニングですが、このままではさらに上を行く「永遠ダッシュ」になりそうです。

不甲斐ない結果で応援に来て頂いた保護者の皆様には深くお詫び致します。

友人、ゲーム、家族間での会話など、周囲の環境の差を変えていかないと、サッカーの神様は笑いません…。

全道U10フェスティバル ファイナルラウンド進出!!
2013-06-23
6月22日(土)曇り空とも霧雨ともいえる中、
札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)において、
第12回全道U−10サッカーフェスティバル札幌会場の予選が行われました。
札幌中央は前田北、福住のほか、練習試合で好意的にさせて頂いている南月寒との
4チームブロックに入り、前田北戦は先制するもすぐさま同点にされてしまい、
1−1で迎えた後半、負傷から復帰のキャプテンが、札幌中央トップチームのエースの動きに重ねるような鋭いドリブル突破で流れを一気に変え、ディフェンスラインからのカウンター攻撃で逆転、そして追加点を重ね、1点差にまで追い詰められましたが3−2で勝利を収めることができました。
続く福住戦は一進一退の攻防の中、あきらめずに縦への突破に挑戦した中盤からの攻撃陣が相手ディフェンスの裏を狙う動きで前半1−0、後半は右サイドからの見事なセンタリングに快速センターフォワードが絶妙なタイミングでここしかないという場面に合わせて追加点、2−0で勝利しました。
南月寒戦はこれまで何度も練習試合でも対戦した相手で、今季のシーズンインの場面でも対戦した相手ですが、そう簡単にとらせてもらえません。GKの痛恨のエリア外でのハンドでFKを与えてしまうものの何とかしのぎ、攻撃陣は再三の突破から惜しいチャンスを何度もつかみながらも得点できず、逆に攻め込まれるシーンでは守備の一角を担うなでしこが高さで勝負しジャンピングヘッドで圧倒。後半残り数分は2トップにして得点を狙いに攻撃陣を厚くして勝負に出ましたが、予選初の0−0のドローで終えました。

結果、ブロック代表となり、9月の日韓ジュニア戦の前座試合(カーテンレーザーマッチ)の出場権、ファイナルラウンド進出を決めました。札幌地区でU10から4代表の1枠を見事ゲットしました。

・・・勝算は、わずかながら、あったと思います。
裏の東雁来で山崎七郎杯の上位決戦を行なう中、決して札幌の上位決戦では
ありませんが、この勝利は、もしかしたら、この数カ月に起きたことから、監督としての自分の変化もありました。

厳しく接してプレッシャーをかけすぎて苦しめてしまったことなどを反省し、
伸ばすように、褒めるように、原点に立ち返り、そして臨んだ結果が、チームにとってこのような大きなタイトルをつかんだと思っています。

この予選中、隣で社会人の北海道リーグの試合が行なわれていました。
かつて対戦したことのあるチームでもあり、自身も経験したリーグですが、その試合を見ながら、良いところを気付かせ、できないことにチャレンジさせ、
そうした中で4年生を中心に、時には3年生の数名も挑戦し、見事に引き寄せたゲームでした。

試合の結果と同じで、そこには真実しかありません。
真意は、その場面の中にしかありません。
憶測で、思い込みで、こうだろう…などという結果は何も生みません。
だから、人の噂話がこの世の中で私は大嫌いです。
代表者であり創業者でありつつも、「ビジネス」とも思いません。
子どもたちとの信頼は揺るぎません。
このチームに、そういう不協和音はいりません。

人の話に耳を貸さない。聞かない。
聞いていたらきりがない。
指導者に物を申すなどご法度という世界に生きてきた人間です。
おせっかい、忠告という名のもとに、何も生まれない。
真実を知りたければ、真実を見ればいい。

練習も、内容も、同じです。
彼らは半年前、常に10点差の大差をつけられて負けていたチームです。

歴史が全てを物語る。
言う人は言わせておけばいいが、そんなことには屈しない。

「出る杭は打たれる」という言葉があります。
でも「出すぎた杭は(とどかなくて)打てない」のです。

喜びを重ねて、この歴史に生きていく人間として
今日の勝利を第一歩にしたいと思います。

多くの応援、本当にありがとうございました。
今後の活躍にご期待ください!

山崎七郎杯。プライマリー怒涛の3連戦を終えて…
2013-06-16
6月16日に花川南小学校にてU10の花型大会でもある山崎七郎杯全道U10サッカー大会予選が行なわれました。
創部初年度の山崎七郎杯は散々な結果でしたが、今日は1年間の経験を経て彼らの成長ぶりを肌で感じることができました。
西区の平和、北区の白楊、そしてフットサルで全国大会の常連でもある大谷地とのゲームはどれも見逃すことができない試合ばかりでした。
初戦の平和戦は圧倒的に決定的なチャンスがありながらも決め切れず0−0のドローとなってしまいました。白楊戦もボール支配率を上回りながらも細かな部分でボールコントロールの処理がいまひとつ伸びず苦戦しましたが、先制ゴールで勢いづき、後半はFK,そして札幌中央のスピード&アタッキングサッカーで3−0の快勝。これがプライマリーの公式戦初勝利となりました。
最終戦の大谷地。ボールコントロールもよくスピードもあるチームでしたが、
これまでみたことがないほどの札幌中央の選手たち。残念な失点などもありましたが、アディショナルタイムに入ってからのCK3連発で、負傷の主将に代わってキャプテンを務めた「闘将」は守備の要を担った選手が苦手な左足から放ったシュートはわずかにクロスバーに当ててしまい、最後の3本目はGKもペナルティエリアにオーバーラップしての全員での攻撃は、1得点をもぎとるために必死で戦う姿を見ることができました。試合終了後、敗戦にうずくまる闘将を支える主将も、わずか5分の出場ながらこの大会に間に合わせる懸命のリハビリでピッチに立ち、観戦して頂いた方々に感動を与えたと思います。その後の試合で観戦準備をされていたチームの方々にも温かい拍手で迎えて頂きました。
最終的にその後の平和−白楊戦で平和が4−0で勝利し、得失点差でも並びましたが総得点のわずか1点の差で2位から3位になってしまいましたが、そう思うと平和戦での0−0の中でチャンスをモノにできなかったこと、白楊戦でもっと得点を重ねるための工夫が必要だったこと、大谷地戦で1失点でも少なく、そして1得点でも挙げることができたなら、この結果を変えることもできたゲームでした。特に大谷地戦は会場中でも注目されていたゲームだったので、惜しい気持ちもありますが、彼らひとりひとりの顔つきの違いに、内容では本当に満足することができました。

この6月、チームの代表者としても苦しいことが続きました。
そんなときに支えてくれたのは、仲間であり、OBであり、その保護者たちでした。
特にOBたちは、事あるごとに近況をつたえては、大丈夫かと心配してくれます。初めての定期考査で大変な期間でも、チームを思ってくれた選手ばかりでした。

彼らが去年残してくれたことを、この4年生以下は本当に受け止めていたと思うし、3年生以下の選手にも伝わっていたし、最年少の選手まで今日参加の全選手を公式戦起用できたことも、彼らにとって大きな財産になったと思っています。

ぜひまた応援に来てみてください。
純粋に、選手の応援だけに来てください。
彼らは全員知っています。そんな保護者に勝利を伝えることが最高のプレゼントだということを。。。
それは、OBが成し得なかったことを、ちゃんと受け継いでいて、それを苦しいときに自分の練習の参加後に手伝いに来てくれることで小さなお手伝いを重ねてチームを支えてくれたことを・・・。
今週も数名参加するそうです。彼らもまた、補欠ではなく、1年生から有能な選手として期待されている選手たちです。

口々に彼らは言います。
「札幌中央は苦しかったが、苦しかったから頑張れる。間違ってない」
私はいつもその言葉に
「苦しかったからではなく、苦しいことに負けなかったから今勝ってるんだ」

「個」
本田選手も言っていたことですが、指導者でもなく保護者でもなく
一番は「選手」という個です。

彼らの試合後の大号泣で流した涙は、あしあとの1歩です。そして
夢の第一歩です。これからも着々と歩んでいく、そんな一歩でした。

多くのご声援ありがとうございました。
また本日参加できなかった選手も含め、頑張りましょう!

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